夜のワンダリスで、
月明かりをたよりに静かに走る一台のスクーター。
それが――スネイル便（Snail Express）。
星の手紙を届ける、カタツムリの郵便屋さん。
今日もどこかで、ひとつの想いを運んでいる。

🌙星空デリバリー・スネイル便

ワンダリスでは、
昼間に運べない“特別な郵便”がある。
それを届けるのが、
夜限定の配達員――スネイル便だ。

🐌仕事内容

スネイル便の任務は、
「星の光を封じた手紙」を人々に届けること。
この手紙は昼間に読むと文字が消えてしまうため、
夜だけ配達と開封が許されている。

彼らは時間に遅れることはない。
なぜなら、
**“星の光は必ず夜に間に合う”**からだ。

スネイル便の帽子に付いた小さな灯りは、
月光を吸収して輝くランプ。
暗い森の道でも、
まるで星が道案内をしてくれるかのように進むことができる。

スネイル便がよく言う言葉。
彼はスピードを競わない。
大切なのは、手紙が心に届くこと。
彼の後ろには、手紙の光がゆっくりと尾を引いて残る――
それはまるで“希望の流星”のようだ。

スネイル便は、地上層ワンダリスの「夜間通信ギルド」に属するモブキャラ。
戦いや政治とは無縁だが、
世界のつながりを支える“静かな英雄”として人々に親しまれている。

子どもたちは夜空を見上げてこう言う。
「ほら、あの光、スネイルさんのバイクだよ！」

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