地下層ダーナバで語られる“果実の悪魔”の伝承。
赤い果実のような香りを漂わせ、
笑いながら魂を誘惑する魔神――その名もチェリーディアブロ。
地上ではお菓子のトッピング、
だが地底では“呪いの果実”として恐れられている。

🍒チェリーディアブロ ― 禁断の果実魔神

地底世界ダーナバの灼熱地帯「果焔の谷」。
そこに、古代から封じられし悪魔がいると伝わる。
名はチェリーディアブロ。

その姿は骸骨にして赤き果実の王冠を戴き、
三叉の槍を携え、炎の果汁を滴らせるという。

💀果実と呪いの関係

地底の民の間では、
“ひとつでも赤い果実を口にすれば、ディアブロに心を奪われる”
という言い伝えがある。
地上では甘く、地下では毒。
それがチェリーの二面性――この悪魔の象徴だ。

チェリーディアブロの三叉槍は、
熟しすぎた果実の種「デモンシード」を貫くために作られたとされる。
突かれた者は果汁のような炎に包まれ、
やがて“果実化”して永遠に地底を転がり続ける。

その言葉は、地底商人たちの間で戒めとして使われる。
“欲に駆られる者ほど、ディアブロに喰われる”。
――まるでこの世界そのものへの風刺のようだ。

チェリーディアブロはダーナバの下層で信仰される“モブ級魔神”。
主要勢力には属さないが、
地下に眠る“甘味属性”のエネルギーを吸収して生きる。
時に地上へと果実の香りを放ち、
旅人を惑わせるという。

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