🔷序章：果てしなき六角の世界
「シールオデッセイ」の舞台は、六角形の大地が果てしなく連なる世界——ヘキサワールド。
その構造は、天界・地上・地下の三層に分かれ、それぞれが異なる文明・信仰・自然の理を持って存在している。
だが、三層は完全に分離しているわけではない。
時に光の柱や大地の裂け目、夢の回廊を通じて、それぞれの世界が交わり、運命の糸が結ばれるのだ。
☁️天界「ワンダリス」— 光と風の調律世界
最上層に位置するのが、天界ワンダリス。
ここは光と風の調和を司る、透明な都市群の浮かぶ天空の国。
白い翼を持つ「調律師（ハーモニスト）」たちが世界の均衡を見守り、
七色の光を放つ大塔《アウローラ・スパイア》がその中心にそびえる。
ワンダリスでは、時間の流れが地上よりも緩やかで、
人々は「響き（レゾナンス）」と呼ばれる心の音で会話を交わす。
風が音楽となり、建築物は共鳴する水晶でできている。
だが近年、その“響き”にわずかな濁りが生じはじめた。
——天界の静寂の裏で、何かが崩れようとしている。
🪽「風が乱れる時、光もまた揺らぐ」——古の予言より。
🌿地上「レグノス」— 人々が生きる大陸の層
三層の中心に広がるのが、地上レグノス。
ここは最も多様な生命と文化が根づく大地であり、
勇者リオたちの冒険が繰り広げられる“人の世界”だ。
六角形の大陸には、王国・都市・森・砂漠・火山など、
無数の文明と自然が共存している。
電気と魔法が融合した「電都」、
古代の遺跡を守る「石碑の森」、
そしてワンダリスを信仰する「光教団」など、
無数の勢力がそれぞれの理想を掲げ、日々せめぎ合っている。
⚔️地上は“調和”と“混沌”が常に拮抗する戦場である。
🌑地下「ダーナバ」— 影と記憶の迷宮層
地上のさらに深く、光が届かぬ場所に広がるのが地下ダーナバ。
ここは忘れられた神々と古代の機構が眠る、沈黙の世界。
地表とは反転した重力を持ち、
水晶洞窟の天井に“逆さの海”が広がるという。
この層の住人は「影の民（シェイド）」と呼ばれ、
かつて天界から追放された存在とも噂されている。
彼らは“記憶”を糧に生き、
他者の夢を読み取る力を持つ。
そして今、地上と天界の狭間で動き始めた彼らの影が、
再び三層をつなぐ鍵となる——。
💀「記憶の底に、真実の光がある」——ダーナバの古碑文。
🪶三層の交わる場所：「ヘキサコア」
世界の中心には、三層のエネルギーが交差する聖域ヘキサコアが存在する。
この場所こそ、創造主が最初に光を放った原点。
ワンダリスの風、レグノスの命、ダーナバの影——
そのすべてが再びひとつになる時、
“シールオデッセイ”の真なる物語が始まる。
シールオデッセイ／世界観紹介
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