【解説】メンズスタイリング ワックスは3種類を使い分ける

こんにちは!三児のパパ美容師、鈴木です。

ワックスはみなさん一つは持っているかと思いますがスタイルによって使い分けはしていますか?

また、使ったことはないけれどスタイリングにチャレンジしようと思っている方へ少しワックスの使い分けについて解説していきます。



ワックスは3種類を使い分ける

①ソフトワックス
②ハードワックス
③スーパーハードワックス


では、説明していきます。

①ソフトワックス
ほとんどセット力のない、しなやかに毛先を落ち着けるだけのもの
「★☆☆☆☆」「ニュアンス」「エアリー」などと表記される。
手ぐしの通る程度のセット力なので時間の経過とともにニュアンスが変化する。

<適したスタイル>
◯前髪を分けている
◯前髪を流している
◯色気のあるしっとりした感じがいい
◯ミディ〜ロング
◯ゆるいナローなパーマ
など

●耳が隠れるぐらいのショート
●前髪目がかかる
●ロング
●しっとりセクシーなパーマスタイル
など

軟毛、猫っ毛、くせ毛の方向き

<使い方>
適量手のひらにとり(柔らかいものがほとんどなので一本指で取れる量で1度〜2度、枝豆程度の量)手になじませ、後ろからつけていきます。
前髪はべたついた手で触る程度にし、物足りなければ再度調整しましょう。


②ハードワックス
セット力があり無造作、前髪の立ち上げなど万能に使える。
「★★★☆☆」〜「★★★★☆」などと表示される
持ちが良く崩れにくい
柔らかくなじみが良い
パサっとした質感やしっとりとツヤっぽいものまで色々な質感がある
乾いてもまだしなやかさが残る

<適したスタイル>
◯ボサボサな感じにしたい
◯無造作
◯短髪の立ち上げ
◯前髪を上げたい
など

●刈り上げ短髪
●耳にかかるぐらいのショート
●2ブロックショート
●マッシュ
●無造作パーマスタイル
●ツイストなどハードなパーマスタイル

軟毛、猫っ毛、くせ毛、直毛、剛毛など幅広く使用できます。

<使い方>
適量を手のひらのなじませ基本は後ろから前につけていく
全体を握り込んだりして十分にボリュームを出し、仕上げに小さくまとめていく
収まりを調節しながら毛先をつまんだりねじったりしてニュアンスを整える
前髪は最後にべたついた手で触る程度
短髪の方で立ち上げを重視される方は前髪からオールバックな感じでなじませる



③スーパーハードワックス
セット力がとても強く持ちがいい
「★★★★★」「ガチッと」などと表記される
硬くてなじませにくい
時間が経つと固まってくる
パサっとしたマットな質感

<適したスタイル>
◯ボリュームを長時間キープしたい
◯耳にかかるぐらいの長さが出ているが立ち上げたい
◯とにかく大きなシルエットにしたい
◯ガチガチにしたい
◯風邪に負けないようにしたい
など

●刈り上げ短髪
●2ブロックショート
●ビシッとビジネススタイル
●アフロのようなハードなパーマスタイル
など

剛毛、直毛、毛量の多い方、髪の力の強い方におすすめ

<使い方>
適量を爪の裏で削り取り手によくなじませて後ろからつけていく
硬くてなじませにくいので一度手のひらで温め柔らかくしてからだと手に馴染ませやすい
シルエットを大きく、ボリュームを十分に出してから細かなニュアンスをつまんだりねじったりしてつける



まとめ

初心者はまずはハードワックスを担当の美容師さんに相談する
慣れたらアレンジができるよう質感の違うものなどを使ってみる

ワックスは何百種類と存在していて、その全てを試すことはできません
美容師さんに相談できる方は髪質、求めるスタイル、アレンジの幅など聞きながら選んでもらうと失敗が少ないのではないかなと思います。

いまいちで使っていないスタイリング剤が化石かしていくのは勿体無いと思います。


例えば
・普段は前髪おろすけどたまに上げたりもしたい
・スタイリング感を出さずに使いたい
・固まるのがいい
など

好みは人それぞれですから聞けることは全て聞いてみましょう。
そんな方法もあるの?などと驚かれる方もいるかと思います。

楽しんでカッコつけていきましょう!