リノベーションを選択したはいいがどんな工程ですすむのか。決めなくてはならないことや気をつけることが知りたい
手続きや書類について不安
そんな方に詳しく解説していきます。
■もくじ
⒈ 戸建てのリノベーションの流れ
1-1 相談
1-2 仮プラン作成
1-3 契約
1-4プラン作成⇄打ち合わせ
1-5 工期プラン作成
⒉ 着工
2-1 解体
2-2 基礎
2-3 柱
2-4 屋根
2-5 外壁
2-6 内装
・床
・建具
⒊ 引き渡し
3-1 害虫予防
3-2 クリーニング
3-3 引き渡し
築37年の家を補助金200万円活用でフルリノベーションするため
1年かけて家づくりに動きまわった経験をお話しします。
⒈ 戸建てのリノベーションの流れ
1-1 相談
戸建てのリノベーションの場合、土地と建物情報が必要です。
古い家ほど紛失したりそもそもなかったりするので提示できるものをそろえるのが大変になりますが、情報は多ければ多いほど詳細なプランを立てることができます。
区役所や実際に現場をみてもらい調査してもらいます。
耐震性なども事前にチェックしてくれるところがいいので事前に確認を取っておきましょう。
1-2 仮プラン作成
建物と土地の情報から仮プランを作成します。
自分の希望はできうるかぎり伝えます。
耐震構造の説明なども丁寧におこなってくれるのか見極めましょう。
1-3 契約
仮プランから気に入った業者と契約します。
最低でも2社は比べてみてください。
家の作り方は無限にあります。違いが比べられるように慎重に選んでください。
この際にハンコ(実印)や実印証明、契約金が必要です。
1-4プラン作成⇄打ち合わせ
間取り→収納→素材→お風呂やトイレ水回り→電気配線→照明→カーテンなど
結婚式の比ではない打ち合わせの回数を引き渡しまで繰り返します。
さらに外構や家電選び家具選びも同時進行になります。
メーカーや工務店によってはそれぞれ面倒を見てくれるところもあるのでお願いする前にどこまでできる業者なのか確認してください。
選択権はあくまで施主がメインになります。
決断力がはかられます。
予定にゆとりのない方は近くの業者に、ビデオ電話などで対応してくれるところ、夜に都合のつくところなどがいいでしょう。
1-5 工期プラン作成
工期がきまると引越しの段取りや賃貸なども探さないといけないかも知れません。
また、着工までに補助金の手続きや資料の作成を済ませなければなりません。
ぼくは書類の不備などで市役所と建設業者を何度も往復しています。
写真撮影など手伝ってくれる業者は大変ありがたいです。
⒉ 着工
下の家の片付けや引っ越しがすめば着工となります。
電気ガス水道などは業者に確認しましょう。
ご近所さんへのごあいさつも業者さんと共に済ませます。
2-1 解体
フルリノベーションの場合柱だけしか残りません。
柱についているものをすべて剥がしていきます。
トラックや重機が出入りしますのでお庭に大切な植木などがあれば植え替えなども済ませましょう。庭は荒れます。
2-2 基礎
戸建ての築年数などによって基礎のつくりが異なります。
石だけ、コンクリートがやわらかいなど脆弱な場合がほとんどです。
しっかりと補強します。
2-3 柱
家にも重心があります。耐震構造の弱い建物の場合、重心があるべきところにないことがあります。
柱を増やしたりして補強が入ります。
2-4 屋根
主に瓦が多いです。
焼き瓦は重いため、耐震構造上はあまり好ましくありません。
軽量瓦などへの移行も検討します。
我が家は迷いましたが軽量瓦に変えました。
2-5 外壁
KMEW(ケイミュー)https://www.kmew.co.jp/
を採用しました。
サンプルの請求など時間がかかることもあるので早めに選びましょう。
カタログなどでのイメージは難しいのですが、メーカーサイトにわかりやすく3D表示してくれる機能がありますのでそういったものを利用するのがいいです。
2-6 内装
・床
床材について詳しく記事にしています。
参考になれば幸いです。
・建具
収納や趣味、使い勝手に直結しているのでその家での自分の過ごし方や導線を考慮して考えましょう。業者の提案プラスあなたの個性が光る部分です。
⒊ 引き渡し
引き渡しに際し補助金申請に必要な書類の作成、写真を確認してください。
物が入ってしまってからよりも何もない状態の方がやりやすいと思います。
3-1 害虫予防
シロアリ対策などは入念に行ってください。
住宅の寿命に直結します。
3-2 クリーニング
オープンハウスなどで他人が家に入ってしまうことがあります。
清掃後のチェックは細かめに行うのが良いでしょう。
3-3 引き渡し
これまで苦労して1年ぐらいかけて作ったお家ができました。
記念すべき日になります。
動画写真はもちろんお祝いするのもいいでしょう。
本当に頑張りました。
これからたくさんの思い出を作っていきましょう。