床材の選択を迫られていませんか?
厚さ3センチの無垢の床材の家に2年以上住んでの感想をお伝えします。
おすすめやついでに壁紙のこともすこし
■もくじ
⒈ おすすめの床材
1-1 厚い木材をおすすめします
1-2 素材は硬さで肌触りが違う
1-3 硬さで機能に違いがある
⒉ 注意点
2-1 手間がかかるので工期が長くなるかも
2-2 費用がかさむ
⒊ 壁紙
3-1 珪藻土クロス
3-2 その他のクロス、壁について
築37年の家を補助金200万円活用でフルリノベーションした経験からお話しします。
⒈ おすすめの床材
厚さ3センチ、無垢の床材の家に2年住んでみて思ったこと
- 素足でいられる気持ちのいいやわらかな肌触り
- 年月が経つとだんだん色の変化がありおもしろい
- 厚さがあるので蓄熱し冷えにくい(夏も冬も素足)
- あまり響かない(低音で短音な足音)
- 調湿効果で湿気が気にならない
- ホコリがでにくい
- 静電気がおきない
- 足跡が気にならない
1-1 厚い木材をおすすめします
蓄熱、調湿、足音に違いが出てきます。
蓄熱
木材は内部は空気管が何層もあります。
厚さが厚いほど管の層は増し、温まる空気が増えます。
例えば、薄い布団よりも厚い布団のほうが暖まるし冷えにくいです。
調湿
木材の成分が水分を引き寄せてくれるため天然の除湿機となってくれます。
室内の湿度を一定に保つ力があります。
足音
厚い分響きにくく、防音してくれます。
活発な子供たちが激しく遊んでも気にならないです。
薄い木材だと響くし、冷えることが予想されます。
叶うことなら厚い木材をおすすめします。
1-2 素材は硬さで肌触りが違う
木材により水分を保つ力が違います。
木材内部の空気の量が少ないほど硬い、多いほどやわらかな肌触りになります。
硬い方が丈夫ですが印象は冷たく
柔らかい方がキズやへこみはつきやすい反面暖かな印象になります。
塗装によっても印象は変わるので好みのサンプルをちゃんと触ってできることなら塗装もしてみて選んでいくのがいいと思います。が、選択網は増えれば増えるほど迷うので3種類ぐらいまでがいいと思います。
1-3 硬さで機能に違いがある
木材の硬さは空気の量で決まります。
蓄熱、調湿の効果に違いがあります。
硬いほど蓄熱、調湿の効果は低く
柔らかいほど高くなります。
が、さきほどの丈夫さの違いも考慮にいれて選択してください。
⒉ 注意点
厚い床材を選ぶときに気をつけて欲しいことです。
2-1 手間がかかるので工期が長くなるかも
大工さんが加工が大変だと言っていました。
厚ければ厚いほど、硬ければ硬いほど大変みたいです。
工期にゆとりがない方はその辺も考慮しましょう。
2-2 費用がかさむ
硬く丈夫な木ほど高価な印象です。
手間もそうですが希少なものが多いようです。
2-3 抗菌・防虫効果、消臭・脱臭効果、リフレッシュ効果
木材によってはカビの予防や抗菌、防虫、消臭、脱臭、リフレッシュ効果なども期待できるためいろんな木材の機能面にも注目していただけると選ぶ楽しさも増します。
ぼくの家の床材のこだわりはパッシブエアコンの機能を十分に発揮させるためのもです。
こちらもよろしければご覧ください
→パッシブエアコンについて
⒊ 壁紙
3-1 珪藻土クロス
家は珪藻土クロスです。
床材同様調湿効果が期待できる壁紙
珪藻土の粉末とバインダー(糊)を混ぜ、クロスのベースとなる基材に塗ったものです。
ザラザラとしたクロスなので汚れた時にきれいにするのが大変です。
また、こちらも加工に手間がかかるので工期がのびる原因になる可能性があります。
消臭にもひとやくかっているので機能性は申し分ありません。
3-2 その他のクロス、壁について
一般的にはビニルクロスが主に使われています。
柄や色が豊富で、さまざまな種類があるのでアクセントや個性を楽しめ、水分に強くしみたりしません。
お風呂や洗面所など水をあつかうところは特に使われます。
静電気がたまりやすくホコリがくっつきやすいので汚れがたまります。
また、壁紙以外にも木材で壁をつくる、左官屋さんのお仕事の塗り壁やペンキで塗ったり、スプレーで塗ったりいろいろと壁をつくり、彩る方法はあります。
漆喰などは有名で、海外ではペンキがベター。
漆喰
- 炭酸カルシウムの無機質
- 不燃性で火に強い
- 調湿、抗菌効果
- 汚れに強く、部分補修も簡単なのでメンテナンスも楽
ペンキ
- 豊富な色の種類がある
- 質感も様々でツヤを出したりマットにしたりできる
- 壁との間に湿気が入り込んだりしない
- 上だけ塗るなど細かな配色可能
- 色を変えたいなどの際、剥がすのが大変
など、様々な特性があるので適材適所で選びます。
ベースはビニルクロスで天井から数十センチだけペンキ塗る
玄関は壁にヒノキで香りを楽しむなど
組み合わせても楽しいのではないでしょうか?
お家の雰囲気などに、合わせて選択しましょう。
以上、床材の感想と解説、プラス壁紙のことをすこしお話ししました。
無限に選択網はふえるのであくまでデザインベースにプラスアルファで考えていくといいと思います。設計の方はそれらを考慮してあらかじめ選んでくれているので何もかもを細かくは考えない方が気も楽です。
選択を迫られお困りの方の助けになれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
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